HANDSは、平成17(2005)年度から、 「TEACCH自閉症プログラム」の理念や

方法論に学び、自閉スペクトラム症(以下、ASD)などの特性や、それに応じた支援について

勉強する会として、長崎大学教授の岩永竜一郎先生を顧問に、保護者や支援者の皆様と共に20

年、学んでまいりました。

一人一人のASDなどの特性に基づいた、継続した支援を行うことで、苦手なことや難しいこ

とがあっても、子供たちは支援を活用しながら、たくさん成長できるという成功体験を保護者と

支援者とで共有してきました。また、上手くいかない悩みや困っていることなども素直に吐き出

して共有しました。共感してもらい、できることを皆で考えるという機会は心の支えとなり、背

中を押してもらえた気持ちで、翌日からの活力とすることができました。加えて、支援者にとっ

ては、保護者の思いや関係機関の情報を知る、大変貴重な学びの機会となっております。

一方、学校などでは、ASDなどの方の行動の背景に思いを馳せられず、字義通りに“わがま

まなのか?やる気がないのか?できるのにわざとしないのか?”などと誤解されたり、精神論で

語られたりすることが、まだ根強く残っていました。しかし、根底では “ASDなどの人たち

に寄り添いたい”と願っている支援者も少なくなく、どうしたらよいのかと悩み、実は日々葛藤

しているという現状もありました。

そのような中、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、感染症対策として、会場に集まって

の勉強会ができなくなり、一時期、中止せざるを得ませんでした。しかし、令和3(2021)

年度から試行的にオンライン上で、支援者向けの勉強会や岩永先生の講演会、保護者向けの茶話

会(座談会)を実施しました。現在は、オンライン参加に加え、県内3カ所(大村市、長崎市、

佐世保市)程度の会場を設け、各会場をオンラインで繋いで、ハイブリッド方式で勉強会を実施

しております。

支援者向けの勉強会では、活発な意見交換や情報共有ができました。その中で、「同じ立場の

支援者に話を聞いてもらえて良かった」「新たな視点に気付けた」「支援の方向性に自信がもてた」

「本人や保護者ともっと向き合いたい」などの感想をいただいております。

そこで、今年度も昨年同様、参加者の目的などに応じた3つのカテゴリーで勉強会を整理させ

ていただき、現状やニーズも踏まえ、学びを深めたい方は勿論のこと、新規の保護者や支援者の

方、学びに興味のある方など全ての方が気軽に参加しやすい会の運営を考えております。また、

前述のとおり年間を通じて、オンライン及び会場のハイブリッド方式で勉強会を実施予定です。

年間参加費については、今年度、活動補助金を活用して運営いたしますので、参加者の皆様方

からの徴収は原則行わないように考えております。ただし、講師による研修会等の際には、資料

代などをいただく場合があります。

以下、今年度の年間計画などについて記載いたします。ご意見、ご質問などございましたら、

お気軽にお問い合わせください。

令和7(2025)年5月吉日 HANDS幹事一同